世界初!フクロクジュクラゲの繁殖個体

   

鶴岡市立加茂水族館・新江ノ島水族館

九十九島水族館海きらら・福山大学マリンバイオセンター水族館

4館同時展示

世界初!フクロクジュクラゲの繁殖個体

 

鶴岡市立加茂水族館 (所在地:山形県鶴岡市、館長:奥泉 和也) と新江ノ島水族館 (所在地:神奈川県藤沢市、館長:崎山 直夫)、九十九島水族館海きらら (所在地:長崎県佐世保市、館長:秋山 仁) の3館は、福山大学(所在地:広島県尾道市、学長:大塚 豊)内海生物研究所の飼育水槽に発生した謎のクラゲを共同で繁殖育成し、福山大学マリンバイオセンター水族館とともに、フクロクジュクラゲの稚クラゲを世界初展示することに成功しました。
育成したクラゲは福山大学の泉貴人講師が形態を分析し、さらに公益財団法人 黒潮生物研究所の戸篠祥主任研究員に形態観察および遺伝子解析を依頼して厳密な同定を行い、フクロクジュクラゲと判明しました。


フクロクジュクラゲ

Alatina alata (Reynaud, 1830)

箱虫綱 アンドンクラゲ目 フクロクジュクラゲ科 フクロクジュクラゲ属

変更なし:

傘は縦長の直方体に近い形をしており、長頭の七福神である「福禄寿」に似ていることが名前の由来です。南方系の種であり、海外ではハワイやオーストラリア、カリブ海に分布し、刺傷被害をもたらすことで問題視されています。
国内では沖縄諸島や先島諸島、高知県 (稚クラゲのみ)、長崎県 (稚クラゲのみ:未報告)、相模湾、静岡県 (未報告) での採集記録がありますが、今回、日本国内で初めて福山大学内海生物研究所の飼育水槽内で、クラゲの生活史の一段階である“ポリプ”として発見されました。発見されたポリプがどこからやってきたのかは不明のままです。このように水族館や研究施設の水槽内では、稀に別の生物が突然出現して発見されることもあります。
今回展示する本種はポリプから繁殖した稚クラゲです。稚クラゲは成熟クラゲとは異なり、傘は球状で刺胞塊が外傘全体にわたって密に分布します。また、水族館での繁殖個体の展示は世界初です。今後は成熟サイズを目指してより大きく展示飼育していきたいと考えております。


<今後の展望>

今回は、大学に付属する研究施設の水槽に偶然出現したクラゲを育成して調べることで、珍しいフクロクジュクラゲの発見に至ることができました。さらに、ポリプの行動や稚クラゲの成長が詳細に観察されたのは、世界初の成果です。これは大学と水族館が連携したからこそできた功績であり、今後もこの連携体制は非常に重要であると考えております。

フクロクジュクラゲのポリプや稚クラゲは、古い文献に断片的な形態の記述があるのみで、その生態や成長の記録は記されていません。今後は、水族館で本種のポリプやクラゲを育てるとともに、研究機関でそれを分析し、世界初の生態を解き明かしていく予定です。

大学や研究施設は研究体制や設備などに優れておりますが、研究材料の確保に苦戦することが多々あります。一方で、水族館は研究設備が大学のようには整っていませんが、生物を飼育繁殖する設備、技術は優れております。今後も両者が協力し、お互いの「強み」を活かして共同研究することで、さらなる発見につながると考えています。

 


<この件に関する報道関係の方からのお問い合わせは>

◇鶴岡市立加茂水族館 飼育課 / 佐藤 ・ 池田 ・ 玉田 TEL:0235-33-3036 FAX:0235-33-1129
◇新江ノ島水族館 広報 / 井上 ・ 山崎 TEL:0466-29-9963 FAX:0466-29-9972
◇九十九島水族館海きらら  クラゲ・魚類課 / 今村・野添  TEL:0956-28-4187 FAX:0956-28-4107
◇福山大学マリンバイオセンター水族館  講師/水上雅晴 TEL:0845-24-2933
◇福山大学海洋生物科学科         講師/泉貴人   TEL:084-936-2112
◇公益財団法人 黒潮生物研究所    主任研究員/戸篠祥   TEL:0880-62-7077


<お客さまからのお問い合わせ先は>

変更なし:

鶴岡市立加茂水族館 TEL0235-33-3036 〒997-1206 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1

公式ホームページ https://kamo-kurage.jp/


新江ノ島水族館 TEL0466-29-9960 〒251-0035神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1

公式ホームページ https://www.enosui.com/

変更なし:


九十九島水族館海きらら   TEL0956-28-4187 〒858-0922 長崎県佐世保市鹿子前町1008

公式ホームページ https://www.umikirara.jp/


福山大学 マリンバイオセンター水族館 TEL0845-24-2933 〒722-2101広島県尾道市因島大浜町452-10

公式ホームページ https://www.fukuyama-u.ac.jp/research/marine-bio-center/


福山大学海洋生物科学科  TEL084-936-2111 〒729-0292 広島県福山市学園町1番地三蔵

公式ホームページ https://www.fukuyama-u.ac.jp/


公益財団法人 黒潮生物研究所 TEL0880-62-7077 〒788-0333 高知県幡多郡大月町西泊560イ

公式ホームページ https://kuroshio.or.jp/

マリンサイエンスセミナー開催します。

東北エプソンアクアリウムかもすい×北里大学海洋生命科学部

共同開催

北里大学海洋生命科学部の教授が、「海の生命科学」について講演を行います。

[講演日時]

2026年6月20日(土):13:00~13:30 

「加茂水族館 サメ出没注意!」 ~クラゲ水族館で学ぶサメのひみつ~ 

  朝日田 卓 教授

2026年6月21日(日):10:30~11:00

「クラゲを追って世界の海へ」~深海・海外・水族館をつなぐ研究の最前線~ 

  三宅 裕志 教授

[質問コーナー]

講演時間以外は下記の時間帯で質問コーナーを設けます。

生き物の事や、大学や将来に関することなどなんでもOKです。大学の教授や学生が答えてくれます。

6月20日:9:00~12:00, 13:30~16:30

6月21日:9:00~10:20, 11:00~13:00

[場所]

東北エプソンアクアリウムかもすい レクチャールーム

※講演会場は先着順です。また、人数に限りがあります。満員の場合は入場できない可能性もあります。

[参加費用]

無料 (別途入館料が必要となります)

 

 

 

 

 

【お知らせ】7/31(金)「教員のための博物館の日 in かもすい」開催

教員をはじめとした教育関係の皆様へ

昨年に続き、今年も当館で「教員のための博物館の日 in かもすい」を開催いたします。

開催日は7月31日(金)に決定しました。

全国の学校教員を中心とした教育関係者を参加対象とします。

順次、当館ホームページやSNSで更新情報を発信していきます。募集開始は6月上旬、当館ホームページにおいてを予定しております。

「教員のための博物館の日」の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.kahaku.go.jp/learning/leader/mdayt/

【5/29(金)12時より募集開始‼️】6/28(日)開催:カギノテクラゲ採集とクラゲ学習会

今年も6月28日(日)に”わくわくクラゲサイエンス特別編(拡大版)”「カギノテクラゲ採集とクラゲ学習会」を開催します!
少し早いですが、夏休みの自由研究にもピッタリ!!クラゲの不思議について学習してみませんか? Continue reading “【5/29(金)12時より募集開始‼️】6/28(日)開催:カギノテクラゲ採集とクラゲ学習会”

【5/8(金)12時より募集開始‼️】6/7(日)わくわくクラゲサイエンス

リニューアル工事のため昨年7月を最後に開催を中断していた「わくわくクラゲサイエンス」を再開します!

「クラゲってなに?」「クラゲの種類?」「クラゲのふえ方は?」についても顕微鏡などを用いながら学習します。 Continue reading “【5/8(金)12時より募集開始‼️】6/7(日)わくわくクラゲサイエンス”

コンパスジェリー

分類:刺胞動物門 鉢虫綱 旗口クラゲ目 オキクラゲ科 ヤナギクラゲ属
学名:Chrysaora hysoscella

英名:
漢字:
傘径:~20cm

ヨーロッパの大西洋沿岸で一般的に見られるクラゲ。

野生個体は傘に羅針盤(コンパス)のような模様があるが、繁殖個体は模様が薄い。

This species is a jellyfish commonly found along the Atlantic coast of Europe.
Wild individuals have a compass-like pattern on their bell, but the pattern is faint in reproductive individuals.

※盗用防止のため、写真に当館のロゴの透かしを入れてあります。ご了承ください。

※To prevent unauthorized use, our aquarium logo has been watermarked onto the photographs. We appreciate your understanding.

機関誌「かもすい通信」 2026年春号(通号8号)を発行しました。

機関誌「かもすい通信」 2026年春号(通号8号)を発行しました。
かもすい通信の発行は、加茂水族館リニューアル10周年を記念して2024年8月からはじまりました。水族館の情報が盛りだくさんなので、この機会にぜひご覧ください。

 

 

【PDFダウンロードはこちらをクリック】機関誌「かもすい通信」2026年春号

 

●館長のこばなし
●News Topics
– ネーミングライツ・パートナーが決定!
– かもすい∞クラゲ応援債を発行しました!
– ゴマフアザラシお誕生日ラッシュ
– ウミウシ研究会に参加しました
– かごしま水族館へ 姉妹館職員交流へ行ってきました
– クラゲ採集に行ってきました
– 出張講義 調べるコンクール講座
– Research News
– お礼 クラゲ餌代の6 割を賄うことができました
●できごと
●インフォメーション

※かもすい通信はデジタルジャーナルのみの発行です。印刷物は発行していませんのでご了承ください。
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バックナンバーはこちらから

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第2回 雨空を泳ぐクラゲの傘フォトコンテスト 結果発表

2025年 7月6日~10月31日に開催しました「第2回雨空を泳ぐクラゲの傘 フォトコンテスト」に大変多くのご応募いただき、誠にありがとうございました。厳正な選考の結果、受賞作品を決定いたしました。

フォトコンテストの概要はこちらです。

 

グランプリ

超ド級 ミズクラゲのぬいぐるみ + 国産とらふぐの刺身90g + 加茂水族館ご招待券5枚 贈呈

 

応募者名: にゅうろん さん

instagram ID: neuroooon 

審査員講評

見ているこちらも思わず笑ってしまうようなエネルギーのこもった一枚。表情と躍動感が素晴らしいです。「こんな風に楽しんで欲しかった!」と開発者が心から思えるような作品です。真ん中のアカクラゲが映えているのも個人的にポイントが高いです。傘の発売から5年程が経過しましたが、こんな写真を見ることができ、フォトコンテストを開催してよかったと思える作品でした。

加茂水族館館長賞

フォトプリントトートバッグ + ミズクラゲキーチェーン + 加茂水族館ご招待券5枚 贈呈

 

応募者名: Makoto Yoshida さん

instagram ID: yoshida.rappa8335

審査員講評

夕暮れの加茂水族館と水面に映るクラゲ傘、うっとりと眺めていたくなるような瞬間を閉じ込めたような、そんな作品です。空のグラデーションと凪いでいる海が、夏の“静”の庄内浜を感じさせ、そこにクラゲ傘がうまく溶け込んでいる様子が素敵です。

フェリシモ賞

水を吹くフグのぬいぐるみティッシュケース 贈呈

 

応募者名: 弥桜 さん

instagram ID: yayoi_0326841

審査員講評

「雨の日」のイメージが強いクラゲ傘が、真っ白な雪景色の中でこんなにも幻想的な佇まいを見せてくれて、私たちが想像もしていなかった新しい美しさに驚き、感動しました。「雪とクラゲ、ふわふわと優しいところが似ている」という投稿者さまの素敵な感性にも、深く心が響きました。

入賞

 ミズクラゲキーチェーン + 加茂水族館ご招待券2枚 贈呈

 

応募者名: moremayucchi さん

instagram ID: Mayu. KMYM 

 

応募者名: 原 光 さん

instagram ID: thehikaruband1997

     photographer:風流

photo edit:原ヒカル

 

応募者名: Mayumi(Matsuda)Uch さん

instagram ID:matsuko.sandy

加茂水族館では上記のクラゲ傘の販売は終了してしまいましたが、新商品として

青空を泳ぐ ミズクラゲの日傘〈晴雨兼用〉

を5月中旬に販売予定です。今回はミズクラゲの裏側にこだわりました。

是非実物を見に来てください。

 

 

 

 

ミズクラゲ属の一種

分類:刺胞動物門 鉢虫綱 旗口クラゲ目 ミズクラゲ科 ミズクラゲ属
学名:Aurelia aurita
英名:-
漢字:-
傘径:~30cm

本種はヨーロッパ沿岸域に生息しており、海外の水族館からポリプを譲り受けて繁殖させた。

日本に生息するミズクラゲは、以前は本種の学名であるAurelia auritaが使われていた。しかし、遺伝子解析などの研究により、日本沿岸に生息するミズクラゲがAurelia coeruleaとされた。

 

This species is distributed along the coasts of Europe, and we successfully bred it using polyps received from overseas aquariums.

The moon jellyfish found in Japanese waters were previously identified as Aurelia aurita, the scientific name of this species. However, research including genetic analysis has determined that the moon jellyfish inhabiting the coasts of Japan are actually Aurelia coerulea.

※盗用防止のため、写真に当館のロゴの透かしを入れてあります。ご了承ください。

※To prevent unauthorized use, our aquarium logo has been watermarked onto the photographs. We appreciate your understanding.

ソリダ

分類:刺胞動物門 鉢虫綱 旗口クラゲ目 ミズクラゲ科 ミズクラゲ属
学名:Aurelia solida
英名:-
漢字:-
傘径:~30cm

スロベニアのピラン港(アドリア海)で採集された個体から繁殖させた。

ソリダは本来、アドリア海固有の種ではないが、船の往来などでアドリア海にも移入してきたと考えられている。

ポリプはウィーンのシェーンブルン動物園からいただいた。

見た目は日本産のミズクラゲと同じように見えるが、遺伝情報を調べると種が異なることが証明されている。

This species was bred from specimens sampled at the Port of Piran (Adriatic Sea) in Slovenia.

Although Solida is not native to the Adriatic Sea, it is believed to have been introduced there through ship traffic and other means.

The polyps were provided by the Schönbrunn Zoo in Vienna.

Although it looks similar to Aurelia coerulea, genetic analysis has confirmed that they are different species.

※盗用防止のため、写真に当館のロゴの透かしを入れてあります。ご了承ください。

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ヒゼンクラゲ

分類:刺胞動物門 鉢虫綱 根口クラゲ目 ビゼンクラゲ科 ビゼンクラゲ属
学名:Rhopilema hispidum
英名:-
漢字:-
傘径:~70cm

東海大学よりポリプをいただき、クラゲを育てている。

野生個体では、傘径70cmほどになり、傘の表面は固くざらざらしている。

タイなどの東南アジアでは食用として漁獲されている。

We received polyps from Tokai University and am raising jellyfish.
In the wild, they grow to a bell diameter of about 70 cm, and the surface of the bell is hard and rough.
In Southeast Asia, including Thailand, they are harvested for food.

※盗用防止のため、写真に当館のロゴの透かしを入れてあります。ご了承ください。

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