加茂水族館人情ばなし

館長最後のブログ

1年前から退職の日が決まっていたので秋にでもなれば仕事も減って、それまでの惰性で軽く流せば楽な日々が送れるだろうと考えていた。忙しいからとオープン当初は断っていた講演依頼も9月からは応じていたし、好きな釣りでもまた少しずつ始めたいものだと思っていた。 more

サルは丈夫なもんだ

ついこの間右目の手術をした。目の玉の表面に脂肪のようなものが溜まって次第に厚くなり、いつもゴロゴロと瞼の裏を刺激して痛かった。翼状片というのが正式な病名になる。 more

間違えてくれて良かったとは・・・

もう10数年は経ったであろうが定かではない。まだボケが始まったとは思わないが、この頃は自分でも賞味期限が切れたなーと思うことが多いのだ。物忘れや意欲の欠乏は如何ともしがたいので確かな記憶でないことはご勘弁いただきたい。 more

停電てーものも昔は辛いものだった

電気と言うものは有難いものだ、これが有るから加茂水族館も快適にスピーデイな仕事が出来る。 more

世の中ってのは~面白いじゃないか

この間アクアマリンふくしまからマイクロバスを仕立てて、外国の水族館館長の一行がやってきた。みなその国を代表するような巨大施設で歴史があって世界的な高い評価を受けているところである。 more

返す言葉がないとはこのことか

いやこの4か月実にあわただしい思いをした。水族館の開館がこんなに大きな反響を呼ぶとは思わなかった。新しい水族館に寄せる思いは地域の人々のみならず、日本中の人が加茂水族館の開館を待っていてくれたような繁盛ぶりが出現した。 more

真夏は50度にもなった

新しい水族館はオール電化方式が採用されている。立派なレストランが有るが調理のために火は一切使っていない。大きなラーメンの釜も、煮物も焼き物も揚げ物もすべてが電気の力で料理が出来てゆく。 more

浪曲 無法者館長一代記

74にもなった老館長が最後の大仕事として、何とかクラゲの水族館を誕生させる事が出来たのだから幸せという他ない。やはりこれ以下ないと言われた小さな水族館だとしても、この道に入ったからには何か新しいものに挑戦してみたかった。 more

庄内弁が最高

ついこの間の出来事のように感じるが、思い出してみれば平成17年の5月だったから早いもので9年になろうとしている。遠い昔ではないがこれも思い出の一つとなってしまった。 more

男にとって勲章とは

タイトルにあるように今日は少し骨っぽい話をしよう。去年の5月だった。秋田県横手市の村岡さんと言う動物病院の方が訪ねて来て、ここの取り組みを自分のところで話してくれないかと頼まれた。本当はこの頃遠出が億劫になっていてまずは県内、遠くても車で2時間圏内に限定して引き受けようと決めていたのだが。 more

知らなかったのか知らぬ振りしたのか大した奴だよ

この頃続けて昔のばかなことを思い出しては書いてみた。すっかり忘れていても何かの拍子にスイッチが入ってありありと思い出す。これも年寄りになった何よりの証拠だろう。 more

もうこの年になると昔の事だけがバラ色に見える

12月からの閉館もいつの間にか2か月になろうとしている。どんどん時間が過ぎて開館の日がその分近くなってゆく。 more

オットセイ騒動記

休み明けに出た朝だった。「昨日水族館のすぐそばの磯場にアシカがいると電話があった」と報告を受けた。 more

薄氷を踏む心境だ

雪の少ない静かな正月を迎えた。慌ただしいことは何もないこれまでで最も穏やかな元旦だった。それもそのはず12月から閉館していたせいで何末年始の混雑はなく、アシカショウやクラゲの解説もない訳だから職員も皆長くまとまった正月休みを取る事が出来た。 more

ついに来た閉館の日

新水族館が建設中で車は200m離れた港に置いている。トンネルをくぐってカーブを曲がり正面玄関を目指したら館前にテレビ局が2社、私が歩いて出勤して来るのを待ち構えていた。 more

館長人情話

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