ついこの間クラゲ大水槽のアクリルガラスが運び込まれたが予想外の大きさだった。厚さが27cm幅が3m高さが6mが二つ、自分が提案したものだったし紙の上では穴が開くほども見慣れた数字だったが、実物を見るとその大きさに圧倒されてしまった。 more
あの男はいつの間にか館内にいた。クラゲを見に来たわけじゃないのだ、旧知の間柄だから館長に用があるなら入館料金を払うことなく「館長いるか―」と入ってくればそれでいいのだが、どこまでも律儀な人だ。800円の入場券を買って客として中にいた。 more
何年生の時の事なのか、時期はいつ頃なのか思い出せないのだが、親父さんの家で夕食の後、二人で囲炉裏を囲んでバチバチ炎える焚き火にあたりながら、鉄砲のタマ作りをしていた時の事だった。 more
「庄内キネマ制作委員会」から、5月13日の夜6時までに撮影現場に来いと言う連絡が有った。私が映画「くらげになりたい(仮)」の主役のお兄ちゃんの父親役で、ほんのチョイの間無言で孫を抱いてあやしている場面に出るためである。 more
5月の8日「8時マタギ」だった。みのもんたさんがこの小さな水族館を取り上げてくれたのだ。「20分で3億円を集めた水族館」というタイトルにあちこち紙が貼ってあって字が隠してあった。 more
18日の朝9時半頃だったろうか。「市債を買いに行ったが長く並ばせられて待っていたが途中で打ち切られてしまった。どこに文句を言えばいいんだ」と云う電話ばかりがつづいた。 more
58年前の「不思議な高校生活」の事を書くきっかけは思いがけない所からだった。業界紙を出していた友人の田井さんから依頼されて「どうぶつえんとすいぞくかん」の古賀賞特集に原稿を書いたことだった。 more