
鶴岡市立加茂水族館・九十九島水族館海きらら・周防大島町なぎさ水族館水族館
3館初展示
世界初!アマノガワクラゲの展示
※当館は現在リニューアル期間中であり、一般公開は4月1日からとなります。
鶴岡市立加茂水族館 (所在地:山形県鶴岡市) と九十九島水族館海きらら (所在地:長崎県佐世保市)、周防大島町なぎさ水族館 (所在地:山口県周防大島市) の3館はアマノガワクラゲを世界初展示(場合によっては標本展示) することに成功しました。
アマノガワクラゲは福山大学 (所在地:広島県尾道市) の泉貴人講師らと一緒に共同研究し、2026年に2月に新種記載されました。泉講師が形態観察および遺伝子解析をして厳密な同定を行い、研究成果をまとめて論文を発表しました。当館と九十九島水族館海きらら、周防大島町なぎさ水族館は採集・飼育繁殖記録を行い、論文に貢献しました。

アマノガワクラゲ
Malagazzia michelin sp. nov.
ヒドロ虫綱 軟クラゲ目 ワタゲクラゲ科 ワタゲクラゲ属
傘径2cmほどの小さなクラゲで、東シナ海、瀬戸内海で発見されています。今回の研究の結果、体の特徴からワタゲクラゲ科ワタゲクラゲ属と判明しました。
泉講師らは形態と遺伝子を分析し、本種を未記載種(新種予備軍)と同定し、「アマノガワクラゲ」として新種の発表をしました。新種の名称は、曲がりくねる生殖巣の中に星が浮いている様子を天の川になぞらえました。また、学名には「星がある」ことからの連想で「ミシュラン」の名前を借りています。
<今後の展望>
今回は、3つの水族館が標本生物や飼育データ、ポリプなどを貢献し、福山大学の泉講師が厳密な形態観察や遺伝子解析を行い、新種発見に至りました。これは大学と水族館が連携したからこそできた功績であり、今後もこの連携体制は非常に重要であると考えております。
今回のようなヒドロ虫綱のクラゲはサイズが小さく、種同定が困難な種類が多数います。その中でも、厳密な研究を重ねることで新種が見つかることがあります。
大学や研究施設は研究体制や設備などに優れておりますが、研究材料の確保に苦戦することが多々あります。一方で、水族館は研究設備が大学のようには整っていませんが、生物を飼育繁殖する設備、技術は優れております。今後も両者が協力し、お互いの「強み」を活かして共同研究することで、さらなる発見につながると考えています。
<この件に関する報道関係の方からのお問い合わせは>
◇鶴岡市立加茂水族館 飼育課 / 佐藤 ・ 池田 ・ 玉田 TEL:0235-33-3036 FAX:0235-33-1129
◇福山大学海洋生物科学科 講師/泉貴人 TEL:084-936-2112
◇九十九島水族館海きらら クラゲ・魚類課 / 後藤・野添 TEL:0956-28-4187 FAX:0956-28-4107
◇周防大島町なぎさ水族館 濱津芳弥、内田博陽 TEL / FAX:0820-75-1571
<お客さまからのお問い合わせ先は>
鶴岡市立加茂水族館 TEL:0235-33-3036 〒997-1206 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
公式ホームページ
福山大学海洋生物科学科 TEL:084-936-2111 〒729-0292 広島県福山市学園町1番地三蔵
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九十九島水族館海きらら TEL:0956-28-4187 〒858-0922 長崎県佐世保市鹿子前町1008
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周防大島町なぎさ水族館 TEL:0820-75-1571 〒742-2601 山口県大島郡周防大島町伊保田2211-3
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