俺だって応援している「なでしこジャパン」

昨夜はテレビで女子サッカー「アルガルベ杯」の決勝を応援していて12時ごろまでも起きていた。

眠い目をこすりながらいつもより3時間も粘ったことになる。60歳を迎えるころから早く寝るのが癖になり、ふつうは9時、早ければ夜8時になると寝る習慣がついている。12時というのは年に何回かしか無い珍しい事である。

しかし今の女子サッカーは面白い。めったに負けることがないから応援のし甲斐もある。なんてったってワールドカップのあの晴れ姿は日本中を湧き立たせてくれた。キックオフの前に両群が整列する姿を見れば体の大きさの違いに「あれで本当に大丈夫か」と心配になるくらい小さく細く貧弱に見えてしまう。

ハラハラドキドキを乗り越えて小がよく大を制してやっつけてしまうから、判官贔屓の日本人にはたまらない。我が家ではワールドカップの決勝戦は録画してあり、繰り返し見たが先が分かっているのにその度に感動して涙が流れた。私が特に義理と人情に弱い性格だからとは言えない。あれを見て胸を震わせない人がいたらそれは感情のない人だろう。

その感動が私を動かして、昨年5月に静岡県のある水族館からきたカリフォルニアアシカに、「なでしこ」と名付けさせて頂いた。千数百通あった応募の中から迷わずこれだと決めた。このアシカがすっかり成長して芸達者になり、人気者になっている。

首には背番号10のブルーのユニフォームをつけて、サッカーボールを頭に載せたりキャッチしたりと実に面白い。見入る観客は、沢さんの活躍の記憶と重なり、やんやの喝さいを送ってくれる。館長だけではない、加茂水族館のアシカはなでしこジャパンを応援している。

なでしこジャパンの佐々木監督は我が山形県の尾花沢市出身でもある。アルガルべ杯が始まる直前だったがアシカのユニフォーム姿と、館長の首にユニフォームを巻いた姿を写真にとって、佐々木監督にお送りした。

ドイツには惜しいところで敗れたが大柄な白人の選手を相手に堂々の2位に入ったのはここのアシカのなでしこちゃんの応援が有ったからと思いたいものだ。

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